下地処理がとにかく丁寧!
見えない部分も大事にしているので「持ち」が違います
「持ち」と「仕上がり」は下地で決まります。
見えない部分の工事なので、下地処理に手を抜いてしまう残念な業者もいます。
下地処理を雑に行なっても、塗装工事が終わった直後は表面上きれいになっているのでバレないのです。
塗りたてはキレイですが経年とともに、下処理が甘い塗装は剥がれやすかったり、ツヤがなくなったりと段々と違いが出てきます。
耐用年数が大幅に減少し、もう一度塗装が必要になるなんてことも・・・
サトウ建装では錆落としや洗浄、養生、下塗りなどすべての下処理工程を大事に丁寧に行なっています。
材質や劣化具合によって下地処理の工程は変わります。
下処理において、外壁か屋根かの差は大きくありませんが、材質(鉄部、木部、サイディングetc)によっては処理工程が異なります。
ここではサトウ建装でこだわりを持って行なっている下処理工程を簡単にご紹介いたします。
洗浄
高圧洗浄機を使って施工面を洗浄します。
柏崎など海沿いの地域では、海風によって運ばれた塩分が外壁や屋根に付着しています。
目に見えない塩分や細かい砂などが残っていると塗膜の剥離の原因となりますので、丁寧に時間をかけて洗浄を行います。
ケレン作業・目荒らし(足付け)
金属部分の素地調整として、ケレン作業を行います。サビを落とし、下地をきれいに整えます。
ケレンが塗膜の寿命に及ぼす影響は50%といわれています。塗膜寿命への影響として、塗る回数(約20%)や塗料の種類(約5%)などよりもケレン作業が如実に影響があることがわかります。
サビや汚れなど塗装の邪魔になるものをしっかりと落とし、表面を表面に微細な傷(凹凸)をつけることで塗料の定着力が上がります。
金属の屋根や外壁、ツルツルの面にはなどは表面に微細な傷(凹凸)をつける目荒らしという工程を行います。
表面がツルツルのものは塗料がのりにくく、剥がれやすいのであえて細かな傷を付けることで定着をよくさせます。
錆止め
ケレン作業で除去しきれない頑固な錆には、転換材を使用してそれ以上サビが広がらないようにサビを固着させます。その後に全面に錆止めを塗装します。サビの度合いや素材の種類によって、様々な錆止めを使い分け、一番適しているものを使用してしっかりと錆止め処理を行います。
ひび割れや穴が空いているところを補修
劣化や凍害などで地が出てしまっているところにはエポキシ系のシーラーを先に塗り、下地の強化をしてからパテで埋めていきます。
コーキング
外壁と外壁の間から雨水の侵入を防いだり、揺れに対する負荷を緩和する大事な役割をしています。
コーキングの寿命は5年から10年ほどです。
コーキングが劣化すると、そこから水が入って建物に深刻なダメージをもたらすことがあるなど重要な部分なので、外壁塗装の際には一緒にメンテナンスすることをおすすめしています。
古くなったコーキングを取り除き、新しくコーキングを打ち直します。
乾燥
海沿いで湿気の多い柏崎、秋〜春先にかけて気温が低いことも多く、気温が20℃を下回るような日はしっかりと乾燥に時間をかけることが必要です。
しっかりと乾燥しないまま塗装を始めると、洗浄時、壁内部に入り込んだ水分や湿気の逃げ道を塞ぐことになり、内部でカビが発生したり、湿気の膨張によって塗膜が破れてしまうことなどの事例につながります。